PythonでDermAnnotation用TIFFファイルを扱う

PythonでDermAnnotation用TIFFファイルを読み書きする場合は DermTiff パッケージをご利用ください。
またはC++ライブラリ libdermtiff も利用できます。

アノテーション済みファイル

概要

DermAnnotationでは、アノテーションされたファイルをTIFFファイルとして管理します。

元画像情報・レイヤ情報・ペン情報は全てTIFFファイル内に保存されます。

TIFFファイル構造

元画像、レイヤー及びレイヤーのペン情報は、TIFFファイルの各ページに以下の形式で保存されます。

    1枚目は元画像、2枚目以降は各レイヤーになり、以下の形式で保存されます。

    • 1枚目(元画像)は、元画像をそのまま保存する。
    • 2枚目以降(レイヤー)は、各ピクセルを、塗られている部分にはペンと同じ色をアルファ値255で、塗られていない場合はアルファ値0として保存する。

    ペン名及び色は各ページの名前として以下の形式で保存されます。

    • 1枚目のページ名は空白とする。
    • 2枚目以降のページ名は「ペン名/(R, G, B, 255)」の形式で保存する。ペン名は「/」を含まない文字列、RBGは0 ~ 255の整数とする。

    保存形式

    DermAnnotationは以下の形式でアノテーションファイルを作成・読み込みしています。

    • 全てのページの高さ・幅が同じで、いずれも16384px以下とする。
    • 画像の保存はスキャンライン法により行う。
    • 圧縮方法はADOBE_DEFLATE方式を用いる。
    • PlanarConfigurationはCONTIG方式とする。
    • Bits per sampleは8とする。
    • Samples per pixelは4とし、RGBAを格納する。